空場一場空 2013-2018

台北アートブックフェアのはじまりは一つのアートスペースからだった。
この一冊は2013年に始まり2018年に幕を閉じた、アートスペース「空場」の5年間の記録集。
台北の北投というまちで朽ち果てていた紡績工場が、芸術家やクリエイター集団の手によって「空場」というアトリエ・実験の場へと姿を変え、オープンアトリエや領域を超えた共同の展覧会など、芸術のプラットフォームとして発展を遂げた。

2018年、物件の契約満了に伴い幕を閉じた空場。
最後には舞踊や朗読劇などの形式でお別れの式《竊欲場・空場一場空》が開かれた。
この本には空間の記録だけでなく、35組の芸術家・クリエイターの資料も含まれており、一つの歴史的文脈を示す本になっている。


【空場 Polymer Art Space とは】
2012年に台北・北投にて成立。
紡績工場跡を改装、台湾の芸術家のための非営利的な芸術空間。
面積600坪の中に20のアトリエが入っており、視覚芸術や、俳優、文学、音楽など様々な領域のアーティストが所属。
オープンアトリエや実験的な展示、レジデンスなどを通じて様々な交流の機会を生んだ。
空場 Polymer Art Spaceは創作の成果物ではなく、芸術の流れと交流そのものに発生する過程を重視し、台湾の領域を超えた芸術を育むことにおいて、あるいは国際的な繋がりにおいて重要なプラットフォームとしての機能を果たしている。

なお、「空場 Polymer Art Space 」は、2025年8月に「空場2.0」として、7年の空白期間を経て再始動した。

【仕様】
230 × 170 mm
155 pages
2019
中国語繁体字
ISBN：978-98690075-4-2



ー
空場一場空 2013-2018

是一部紀錄空場藝術聚落創立五年歷程的專書，由可口智造策劃編輯。
書中詳實回顧了2013年起，一群創作者如何將台北北投一座廢棄紡織廠改造為台灣第一個由藝術家自營的工作室群落與實驗場域，
並透過開放工作室、跨域展演與共創計畫，逐步發展成重要的藝術平台。
隨著2018年底租約到期，空場舉辦告別展《竊欲場・空場一場空》，以舞蹈、讀劇等形式與場地告別。
這本書除了記錄場域的空間轉化與運作模式，也附上35位參與藝術家的創作資料卡，是一本集結歷史脈絡、藝術實踐與自主精神的紀實出版品，
見證空場五年間在文化現場所激盪出的實驗能量與集體記憶。

空場 Polymer Art Space

成立於2012年，位於台北北投，前身為廢棄紡織工廠，為台灣首個由藝術家自營的非營利藝術空間聚落。
場域橫跨600坪，內含近20間工作室，聚集來自視覺藝術、表演、文學、音樂等領域的創作者，
透過開放工作室、實驗展演、駐村計畫等方式，推動共創與交流。
空場強調創作過程而非結果，讓藝術在流動與交會中持續發生，成為台灣重要的跨域實驗平台與國際連結據點。

230 × 170 mm
155 pages
2019
繁中
ISBN：978-98690075-4-2