美容文藝誌 髪とアタシの二巻目。
特集は拡張する美容師。
石巻、京都、神戸、沖縄、東京、NY。あらゆるところで拡張し始めた、新しい美容師の生き方を提示する渾身の一冊。

アタシ的美容師の生きかた宣言。
それは、美容師というシゴトを礎に、生き方、働き方を外のセカイに向けることだ。
髪とアタシが考える「オモシロキ美容師」は、想いの矢印が斜め上を向いている。
←でもなく→でもなく↓でもない。
ココロのコンパスに向かって、欲求を解放する。
あなたが空を見上げたときの目線だ。
どこまでも続く目線の先にはなにが見えるだろうか。
無意識の中の意識の階段を上っているだろうか。
たどり着くには遥か遠い。
いや、手が届きそうだ。
雲の切れ間から光がさした。
「拡張せよ」　
へその中から、しゅるりと出てきたアタシのコトバ。
逆らわず、寄り添っていけばいい。
アタシに、すなおに、生きればいい。
ハサミと技術があれば、美容師はどこへでも行けるのだから。

編集長　ミネシンゴ